dittok media production technology

TVS-h1288Xを導入したことでRED® シネマカメラで撮影した8K映像をリアルタイムで編集可能に

  • 背景

    dittok media production technologyは8K、4K RAW映像の撮影を得意とする東京の映像スタジオです。代表 伊藤氏の取り組みは多分野に及び、数多くの企業CM撮影プロジェクトに参加し、作品はテレビやYouTubeなどの各メディアで放映中。高品質な映像や音楽を必要とする作品づくりにおいて国内外を問わず活躍する映像・音響のプロフェショナルです。

  • 課題

    伊藤氏はこれまでもDITとして撮影現場に TS-453BT3 Thunderbolt™ 3 NASを持ち込み、撮影した映像をPCワークステーションやMacBook Proを使いバックアップを取ったり、デジタル現像を施したりしています。QNAPのソリューションに満足する一方、ここ数年は複数台のRED® シネマカメラを用いた8K映像の撮影が多くなり、各プロジェクトのデータ容量が増量。スタジオでの編集作業に耐えうる高速、高性能なNASの必要性を感じていました。

ソリューション

直面している課題を解決するソリューションとして、伊藤氏は TVS-h1288X を選定します。TVS-h1288XはIntel® Xeon® Wプロセッサを搭載した12ベイのNAS。伊藤氏はスピードとデータの安全性を重視しRAID 5に設定しました。TVS-h1288XのOSには、データセキュリティを強化したZFSベースのQuTS heroが採用されています。また、本モデルは標準のネットワークポートとして10GbEを2ポート、2.5GbEを4ポート搭載。後面のPCIeスロットに別売のThunderbolt™ 3拡張カード QXP-T32P を装着させました。

結果

高性能なTVS-h1288Xを導入したことで、数台のREDカメラで撮影したRAW動画や、8チャンネル分のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4K で撮影したRAW映像データをNASへ取り込み、DaVinci ResolveでRAWフォーマットのままリアルタイムで編集やグレーディングがストレスなく処理できるようになりました。すべてのデータをひとまとめにでき、スタジオのMac®、Windows®ワークステーション間における共同作業の生産性が向上。高精細動画の転送に十分耐えうるパフォーマンスを発揮しています。TVS-h1288XはCPUとHDDで独立したファンを用意しているため熱による動作不安の心配もなし。データを二重に守るため、伊藤氏はファイルをTVS-h1288Xから、これまで使っていたTVS-1282Tなどの複数のQNAP Thunderbolt™ 3 NASにバックアップをとっています。また、以前はほとんどアクセスしないデータは時間をかけテープにバックアップしていましたが、現在はHDDを丸ごと入れ替えるだけでデータセットを切り替えることができており、アーカイブも楽になっています。ワークフロー全体を高速化でき満足しているとのことです。

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